【レザー講座】 STEP >> 08

暖かさ抜群!レザーダウン

ダウンジャケットの暖かさの秘密

冬にはおしゃれなファッションアイテムとして、 ジャケットの存在が欠かせないものになるかと思います。 「おしゃれは我慢」なんて言葉もありますが、 寒さをしのぎながらおしゃれができれば一番よいですよね。 いろんな種類のあるジャケットの中でも、 特に保温性の優れているものとしてよく名前が上がるのが、 ダウンジャケットかと思います。 中綿の入っているダウンジャケットは軽くてふわふわもこもこしているのに、 とっても暖かいですよね。 なぜ、こんなにダウンジャケットが暖かいのか皆さんはご存じですか。

ダウンジャケットの中綿の多くは、ダウンとフェザーが混ぜてあります。 ダウンとは羽毛のことで、水鳥の胸のあたりから採れる毛です。 産毛状の保温性に富んだ素材です。 フェザーは羽根のことで、真ん中に硬い軸がある羽の部分を指します。 どちらもふわふわで、これら単体では風が吹くとすぐに飛ばされてしまいます。 こんな隙間だらけの素材では、熱はすぐに逃げてしまうのでは? と思ってしまう方も少なからずいらっしゃると思います。 しかし、この隙間が保温にとても大切な役割を果たしているのです。

暖かさをキープするためには、外気と衣服内を遮断すること、 つまり断熱をする事が一番効果的ということは、多くの方がご存知かと思います。 そしてその断熱に優れたものは、なんと空気なのです。 空気は熱伝導率が他の物質に比べかなり低いです。 鉄の熱伝導率は83.5、ガラスは0.55、木材は0.15、そして空気は0.0241という数値です。 鉄は触れるとひんやりしていますよね。 それは手の体温が鉄に伝わり奪われている為に起こるのです。 その鉄が83.5に対して、空気は0.0241です。 これで空気が熱を伝えにくい、つまり熱を逃がしにくい事がわかったと思います。

中綿のダウンとフェザーによってたっぷり含まれた空気が、保温性を高めているのです。 ダウンジャケットにも様々な生地が使われています。 一般的なダウンジャケットはカジュアルな印象になってしまいます。 上品な印象にしたいのなら、 革の生地を使っているレザーダウンジャケットを着用してみてはいかがでしょうか。 レザーは風を通さないので外気には強いですが、保温性がありません。 中綿の入っているレザーダウンジャケットならきっと暖かい冬を過ごす事ができますよ。