【レザー講座】 STEP >> 01

豊富なアイテム、革製品とは

革製品について

いつの時代も流行に関係なく私たちを魅了するレザー。 着れば着るほど味わいの湧く独特の風合いは他の素材では味わえない魅力です。

革といえば丈夫なイメージがありますが、革の素材によってはかなりデリケート。 なかでも衣料用として最も人気が高いのが、革の中でも最もソフトな素材のラム革。 主にライダースウエアなどに使われる牛革に比べると丈夫さでは劣りますが、 軽くて柔軟性があり、風合いの美しさやフィット感に優れています。

また革製品は、よく見れば簡単に作ることができないことがわかります。 染色後の革は、原皮の状態により一枚一枚微妙に色の違いが出てきます。

部位により染色の浸透具合が異なるため色合わせの難しさ、 革一枚一枚風合いやシボが異なるので合わせる作業、縫い糸跡が残るので縫い直しができない…など。 一枚の革製品を作るのにも、長年の経験を積んだ職人ならではのこだわりが細部に宿っているのです。

革ジャンの種類について

今回は数ある革製品の中でも、革ジャンについて少しご紹介したいと思います。 革ジャンはご存知の通り、革製の上着の一つであり、 男性の冬のファッションには欠かせないものですよね。 一口に革ジャンといっても、色々と種類があるのはご存知でしょうか?

革ジャンは大まかに分ければ、ライダース系、ミリタリー(フライトジャケット)系、 カジュアル系、モード系などの種類に分けることが出来ます。 しかし、それぞれのスタイルはお互いに影響しあい、その境界線は非常に曖昧なものです。 極論を言えば、全てがライダースジャケットにもなりますし、 全てがファッションアイテムでもあります。

革ジャンの中でも一番有名なものといえば、やはりライダース系の革ジャンではないでしょうか。 ライダース系は、 バイク・ライディングに最も適したフォルムと機能を持った革ジャンの事をいいます。

見た目のかっこよさは、バイクとの相性も抜群で、多くのライダーが愛用されていると思います。 もちろん、バイク乗りにだけではなく、 オシャレを楽しみたいという男性・女性の方から幅広い人気を集めているのも、 ライダースの特徴の一つです。